上智大学にて「データドリブン経営2.0」をテーマとした特別講義を開催

株式会社Anfini(本社:東京都、代表取締役:橋本純)は、上智大学にて「データサイエンスとデータエンジニアリングの基礎」をテーマとした特別講義を実施いたしました。本講義は、急速に加速するデータ活用・AI活用の潮流を踏まえ、“次世代のビジネスリーダーに必要となる思考法と実践知”を提供する目的で開催したものです。

■ データドリブン経営の進化を体系的に解説

講義の前半では、データ活用の全体像をつかむために「データ分析の歴史」から始め、旧来のアプローチと最新のデータドリブン経営の違いを整理しました。さらに、企業経営における“経営とデータの設計構造”をテーマに、データがどのように意思決定へつながるのか、その仕組みを体系的に解説しました。

特に学生へ伝えたかったのは、従来のような「取得できるデータを分析する」という受動的なスタイルでは、複雑化する経営環境に対応する意思決定は実現できないという点です。現代のデータドリブン経営では、「あるべきKPI(経営指標)を起点に、必要なデータやシステムを逆算して設計する」という “設計型のデータ活用” が不可欠であり、企業の競争力を左右する重要な考え方であることを強調しました。

理解を深めるため、講義では Anfini が実際に支援してきたプロジェクト事例も紹介しました。”損害保険会社 × 総合電機メーカーの共同プロジェクト”や、”エンタメ系IT企業 × 飲食チェーン企業のデータ改革プロジェクト”など、業界横断の取り組みを題材に、データの流れをどのように設計し、どのように現場の意思決定へ落とし込むのかを、プロセスレベルで解説しました。いずれの事例も Anfini が実務として携わったプロジェクトであり、「納得感と再現性のある意思決定」を実現するためのステップを、学生にも理解しやすい形で紹介しました。

■ AI時代に必要なのは「感覚 × データ」の融合

講義の締めくくりでは、AI時代に求められる人材像として、「データは人間の判断を置き換えるものではなく、直観や経験を支える“材料”である。感覚だけでも危ういが、データだけでも人は動かない。両方を扱える人こそが、これからの時代を切り拓く」というメッセージを伝えました。

Anfiniは、データと人間の思想を掛け合わせた意思決定こそが、企業成長とイノベーションを生み出す源泉になると考えています。

■ 今後の展望

当社は今後も大学・研究機関との連携を強化し、データドリブン経営やAIを活用した次世代型経営スタイルの普及に取り組んでまいります。学生・若手社会人に対して、実務に根ざした経営知の提供を継続するとともに、未来のビジネスリーダー育成に貢献してまいります。

■ お問い合わせ(大学・教育機関の皆さまへ) 

本講義内容に関するご質問や、大学・研究機関向けの特別講義・ワークショップのご相談は、下記よりお気軽にお問い合わせください。

株式会社Anfini
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